マシュマロの薬剤師日誌

病院で薬剤師やってます

重症熱性血小板減少症候群:SFTSの治療薬

マダニの刺咬により感染・発症し死亡率は2割に上る重症熱性血小板減少症候群SFTS)で、犬や猫を媒介して感染する事例が明らかになっています。

一方、抗インフルエンザ薬のファビピラビルが効くことが分かり、治験も始まる予定になってます。

ファビピラビル は、富山大学医学部教授の白木公康と富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業が共同研究で開発したRNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤です。

商品名であるアビガン錠の名前でも呼ばれます。

現在の適応症は、、 新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症(ただし、他の抗インフルエンザウイルス薬が無効又は効果不十分のものに限る。)

用法用量は、、 * 1日目は1回1600mgを1日2回、 * 2日目から5日目は1回600mgを1日2回。 * 総投与期間は5日間とすること。

日本では以上の適応症と用法用量で平成26年3月24日に国に承認されているお薬です✨