4月18日に発売された
プロトンポンプ阻害薬(PPI)初の顆粒製剤
ネキシウム懸濁用顆粒
(一般名エソメプラゾールマグネシウム水和物)
今まではカプセル製剤しかありませんでした。
「懸濁用顆粒」....一度溶かす必要がある??
☎️メーカーさん
「メーカーとしては約15mLの水に懸濁し、2~3分ほど置いて粘性が増してから、30分以内に服用することを推奨しています。」
「55℃のお湯で懸濁した際のデータはございません…(簡易懸濁のデータなし)。一包化のデータもございません。」
『1歳以上の幼児および小児にも投与できる』
どんな感じで幼児や小児に飲ませるか、、
☎️メーカーさん
「メーカーとして水以外に溶かして飲ませることは、推奨は致しませんが、
海外のデータで、
アップルジュースやオレンジジュースで懸濁した例があります。
懸濁までの時間について、
水では2分程度、
アップルジュースやオレンジジュースでは9~10分程度かかってしまうようです。
安定性や生物学的同等性などについては、水で懸濁したときと同等でしたので、可能といえば可能です」
開封の手順も、今までの散剤と一味違う感じです。
誤って開封してしまうのを防ぐためだと思われますが、実際に手順通りやると少し手間に感じるようです。
メーカーさんが推奨しない
●溶かさず、そのまま口に入れる。
➡︎口の中で口腔内崩壊錠のように溶けます。
白い粒々が口の中に多少残りますが少量の水で流し込めば問題ないと思われる。
●55℃のお湯に溶かす。
➡︎水に溶かした場合は、
2分程度でほぼ完全に溶けます。
➡︎55℃のお湯だとダマになってしまう。
簡易懸濁には不向き!!
味や匂いについて...
メーカー推奨の方法(約15mLの水に懸濁し、2~3分ほど置いて粘性が増してから、30分以内に服用する)
※メーカーのコメント:甘味とわずかな酸味があります