日経メディカルさん参考
日経メディカル Onlineの医師会員が最もよく処方する第二世代抗ヒスタミン薬
この1位から4位までの順位は、前回調査と変わりはなかったが、首位のフェキソフェナジンはシェアを32.7%から30.2%へと微減させていた。
なお、図には示していないが、5位以下は次の通り。 ・ベポタスチン(タリオン) 7.0% ・ロラタジン(クラリチン他) 5.2% ・ビラスチン(ビラノア) 4.0% ・エバスチン(エバステル他) 3.3% ・デスロラタジン(デザレックス) 2.6% ・セチリジン(ジルテック他) 2.4% ・アゼラスチン(アゼプチン他) 2.0% ・ケトチフェン(ザジテン他) 1.5% ・メキタジン(ゼスラン、ニポラジン他) 0.9% ・オキサトミド(セルテクト他) 0.8% ・エメダスチン(ダレン、レミカット他) 0.3% ・クレマスチン(タベジール他) 0.2% ・ルパタジン(ルパフィン) 0.2% ・ホモクロルシクリジン(ホモクロミン) 0.0%
●効果的にはそれほど大きく変わりない。 眠気の副作用がなく、車の運転制限不要。
●最近はレボセチリジンも効果がよく、思ったより眠気が少ないので処方が増えている。
●眠気が少ないのと後発薬が出回っている。
●効果とのバランスも良い。
●新しい薬ではザイザルをよく使っている
●眠くなりにくいがあまり効き目がない。 ※患者さんからのリクエストは一番多い。
●ビラノアは良く効くよう。
●眠気がない。肝臓、腎障害にも使える。
第2位の エピナスチン を処方する理由 (商品名アレジオン他)
●1日1回、眠気が少ない。
●点眼薬は、コンタクトレンズにも使える。
●欠点としては若干効果が他より弱い。 つけた瞬間はかゆみが先行する点。
●腎機能障害者でも安全に使えるロラタジン →院内採用がデスロラタジンに変更になった。 ※デスロラタジンでは透析さんへの用量不明。
→エピナスチン(腎不全で減量不要)を出す。
●エピナスチンの方がロラタジンより効果良い
●比較的、長時間作用が持続する。
●副作用も少ないが、効果はやや弱い印象あり
●後発品がある。1日1回。
第3位の レボセチリジン を処方する理由 (商品名ザイザル)
●薬効と1日1回服用が利点。
●薬価の問題がある。
●副作用、アドヒアランス、錠剤の小ささ、効果すべてが良い。
●眠気が少ないというが,感受性は人によ。
●散剤が苦手な子でも水薬なのでコンプライアンスがいい。 ※本当はアレグラドライシロップを処方したい
●腎障害には気を付けている。
●効果発現までの時間と持続時間が程よい。
●個人差が大きいが、眠気も比較的少ない。
●1日1回で眠気が出にくく、効果もある程度あり。
第4位の オロパタジン を処方する理由 (商品名アレロック他)
●よく効くが眠い。 ※アレグラは効きはいまいちだが眠くならない。
●1日1回タイプは効果が不十分な感じがする。 ※1日2回がよい。
●効力がある。ジェネリックのもある。 ※眠気で困る人は他剤を使用する。
●眠気は少しあるが、作用発現が早い。
●主に小児に使用している。 効果はよく、眠気もそこまでない。
●良く効く。40分で痒み止まると説明している