◆ヒルドイドフォームの適量について
・一般名:ヘパリン類似物質
・ヒルドイドフォーム
キャップ大(直径約3㎝、高さ約3.5㎝)に押し出した分量で➡手のひら4枚分になる。(約1g)=2FTU
・ヘパリン類似物質の剤形
ソフト軟膏(W/O型乳剤性基剤)
➡しっとり、被覆効果、皮膚を柔らかくし、皮膚からの水分蒸散を防ぐ(エモリエント)効果に優れている。
クリーム、ローション(O/W型乳剤性基剤)
➡さっぱりしている。
ローションには油分(白色ワセリンやスクワラン)が含まれている。
フォーム
➡噴射に高圧ガス(LPG)を使用。
製品1本あたり92gの原液とLPGが含有されている。
油分を含まないためべたつきが少なく、さっぱりしている。
・FTU(フィンガーチップユニット)
1FTUは、口径5㎜のチューブの軟膏を、成人の人差し指の先端から遠位指節間関節の長さまで出した量
=約0.5gに相当し、この量で手のひら約2枚分(約300㎝²)に塗布できる。
・ヒルドイドフォームの注意点
LPGが使われているため、使用前に容器をよく降る
冷たいガスが噴出した場合は使わない。
横向きや逆さまで使用しない。
火気の近くで使わない。
使いきってから捨てる。
直射日光の当たるところや、火気の近くなど40℃以上となる場所に保管しない。