カタパルトとは仮想通貨の高速処理技術。nem(ネム)ブロックチェーン「mijin」のアップデート版!
まず、カタパルトを理解する前に知っておかなければならないのが「mijin(ミジン)」。
これは、NEMのコアデベロッパーである3人が仮想通貨取引所「Zaif」を運営するテックビューロ社の専属となり、共同開発した夢のようなブロックチェーン技術です。
誰でも簡単にブロックチェーンが利用できることを可能にしたプライベートブロックチェーン技術が「mijin」なんです。
例えば、あなたが経営する会社や勤めている会社がブロックチェーンを導入する、なんてことも可能になるわけです。
実は、このmijin、今の今に始まった技術ではなく、2015年の9月にすでにリリースされており、これまで300社以上も導入しているという実績も残しています。
既にこれだけ普及しているのも、セキュリティ、スピード、そしてインフラコストを抑えることができるからです。
mijinのミッションステートメントにも、2018年までに金融機関のインフラコストを1/10未満に抑えることを掲げており、これからさらにブロックチェーン技術が拡大してくることが想像できますね。
mijinやネムのブロックチェーン技術のコアをバージョンアップしたものです。
二つのブロックチェーンを支えるコアエンジンとも言えますね。
実際に、現在のmijinよりも、全体的なパフォーマンスが圧倒的に向上することは実証済みであり、mijinのミッションはカタパルトによって大きく加速すると思われます。
また、ネムのブロックチェーンに至っても、トランザクション(取引の処理)が高速化されるとのこと。
具体的には、1秒間に4000件ものトランザクションが処理できることが実証されています。
※平均では毎秒3000件、最高で4142件
他のコインとの比較では
例えばビットコインは毎秒14件、イーサリアムが毎秒15件になります。
また、仮想通貨の中でもトランザクションが早いと言われている「リップル」が毎秒1500件ですからその2倍以上になります。
さらに、VISAカードが毎秒4000~6000件のトランザクションをこなすと言われており、これに匹敵するほどの処理速度だとも言えます。
そう考えると、カタパルトが「射出機」のようにブロックチェーン技術を加速していくイメージが沸いてきますね。