マシュマロの薬剤師日誌

病院で薬剤師やってます

硝子体内注射時に毎回、抗菌薬点眼は必要かどうか👀

硝子体内注射時にルーチンの抗菌薬点眼は必要かどうかについて ポリープ状脈絡膜血管腫症 (polypoidal choroidal vasculopathy:PCV、滲出型加齢黄斑変性の一亜型)では、 定期的に 血管内皮増殖因子(vascular endothelial growth factor:VEGF)阻害薬の …

芍薬と甘草について

今回は、からだとこころの緊張をほぐす芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)のお話です。 ◆芍薬甘草湯◆ ▶︎芍薬(しゃくやく)と甘草(かんぞう)の2種類の生薬から構成される漢方薬です。 ▶︎昔からこむら返りの薬として有名です。 ▶︎胃痛、胆石や尿路結石の…

速効型インスリン分泌促進薬の使用頻度ランキング

第1位 レパグリニド(商品名シュアポスト) 38.9%の医師が処方頻度高い ✅類薬のナテグリニドより、インスリン分泌促進作用が長時間持続し、HbA1cや空腹時血糖値が有意に改善する。 ✅唯一の胆汁排泄型で、腎機能を気にせず投与できる。 ✅食後高血糖の抑制効果…

サイアザイド系およびサイアザイド類似利尿薬の使用頻度ランキング

1位 ◆ トリクロルメチアジド(商品名フルイトランなど) ※70%以上の医師が使用頻度高いと ✅有効性、安全性が高く、副作用が少ない ✅経済的(最も安価)。 ✅高齢者ではナトリックスを投与することが多くなっている。 ✅高齢者でも飲みやすい ✅他剤との併用も問題な…

薬機法改正(案)の気になるところ

第10回医薬品医療機器制度部会より 薬機法改正(案) 私が気になったところを ピックアップしてみました。 私用のメモですので、あまり参考にならないかもしれませんが✏️✏️ ◎高い品質・安全性を確保し、医療上の必要性の高い医薬品・医療機器等を迅速に患者に…

セララと抗菌薬のクラリスロマイシン

セララ錠25mg/ 50mg/ 100mgの添付文書(一部抜粋) 【用法・用量に関連する使用上の注意】 <高血圧症および慢性心不全共通>CYP3A4阻害薬と併用する場合には、 本剤の投与量は1日1回25mgを超えないこと(「相互作用」の項参照) ※併用してしまうと セララ…

【メディカルハーブ】ブラックコホシュ🌿

ブラックコホシュは ▶︎キンポウゲ科の植物 ▶︎北米が原産 ▶︎19世紀のアメリカの家庭薬でした。 ▶︎お産を軽くする為や、ガラガラヘビの噛み傷の毒消しに使われていました。 ▶︎鎮痙、鎮静、抗炎症作用 ▶︎生理痛、リウマチ痛、出産、喘息などに ▶︎更年期障害の症…

緑膿菌の勉強会に行ってきたよ!

こんばんわ 今日は学ぶことが多くて、 かなり横道に逸れてお話ししてきます。 まず 緑膿菌 ⬆︎⬆︎⬆︎ このキャラに似てると言われる緑膿菌 ⬇︎⬇︎⬇︎ 似てますね かわいい緑膿菌もいました。 ⬇︎⬇︎⬇︎ 実際この子はかなり凶暴で、 肺に入ると、 肺の細胞にニードルを…

インフルエンザと妊婦さん

こんにちは、 12月も中頃に入り、 インフルエンザが流行りだす1月に近づいてきました。 今回は、インフルエンザと妊婦さんについて、復習していこうと思います。 ⚠️インフルエンザウイルス感染症では ●38度以上の高熱が出て、 ●頭痛、関節痛、筋肉痛などの症…

抗インフルエンザの適正使用

今日は 抗インフルエンザ薬の適正使用についての勉強会に行ってきました。 愛知県の病院の先生の講演でした。 ❶インフルエンザウイルスの流行について ・通常の流行は インフルエンザA型やB型で発生します。 ・パンデミックは インフルエンザA型で発生します…